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国際がん研究機関(IARC)による甘味料「アスパルテーム」の評価に関する2023年6月29日付けのロイターの記事について
更新日 2023.07.05
6月29日付ロイターの記事について、現時点で協会が把握している情報をお伝えします。
「人工甘味料アスパルテーム、WHO機関が初めて発がん可能性リスト掲載へ=関係者」というタイトルの記事が出ていますが、IARCの正式な発表に基づくものでなく、具体的な情報もないため、「発がん可能性」のみが独り歩きするものになっています。IARCについては、以下の<詳細>に記載しますが、「ハザード特定」のみを発がん性に限って行っています。
食品添加物の評価は、ハザード特定・ハザード特性評価・摂取量評価よりリスク判定を行うというリスク評価によって行われるべきであり、国際的には、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)が行うことになっています。現在(6月27~7月6日)、JECFAがアスパルテームの評価を行っており、7月14日に、正式発表がJECFAから出ることになっています。
▼詳細は、添付資料(PDF)をご参照ください。